教育とテクノロジーの融合「EdTech(エドテック)」で学び方が多様に

「EdTech(エドテック)」とは?

イメージ

「エドテック」とは「Education(教育)」と「Technology(科学技術)」をかけ合わせた造語で、インターネットなどの情報通信技術(ICT)を活用した教育サービスのことです。

インターネットが普及し、プラットフォーム化が進むと教育の分野でも一方通行ではなく、双方向でコミュニケーションを図りながら学んだり、教えたりすることができるようになってきています。

世界の各国にいる教師や生徒をつなげ授業を受けることができたり、意見の交換ができるなど、地理的な垣根のない教育が実現できます。誰もが質の高い教育を受けられることや、個々のレベルに合わせた教育が可能になることから欧米を中心に世界中で注目を集めています。

日本は勉強は出来ても、ICT教育の後進国?

日本では、文部科学省が教育のICT化に向けた環境整備5カ年計画(2018~2022年度)を掲げており、単年度1,805億円の地方財政措置を講じ、以下の水準を整備目標としています。

  • 児童生徒用のコンピュータを3クラスに1クラス分程度整備(1日1コマ程度、1人1台環境)
  • 教師用のコンピュータ1人1台
  • 超高速インターネット及び無線LANの100%整備
  • 大型提示装置(大型液晶TVやプロジェクターなど)各教室1台の整備

など

※「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度)」(文部科学省)より

というのも、世界と日本でのICT活用の差がわかる「PISA2015」※ の学校での情報機器環境を調べたデータによると、日本の教育現場における活用の遅れがわかるデータとなっています。

※PISA=Programme for International Student Assessment:OECD「生徒の学習到達度調査」

学校で使っている機器 : PISA2015結果

学校で使っている機器グラフ

47カ国/地域の【使っている】比。
日本はいずれの項目も平均より低い。国際比較で日本の学校の危機活用状況はかなり貧弱。

学校での学習用途 : PISA2015結果

学校での学習用途

47カ国/地域の【ほぼ毎日・毎日】が占める割合。
国際比較で日本の学習用途活用度は最下位レベル。

まだまだ日本でのICT教育での利用は世界から遅れを取っていることがわかります。学校教育の現場では、教師が多忙で、情報端末やサービスを効果的に使いこなしたり研修を受ける時間が少なく、1人の教師が多数の生徒に一様に教えるスタイルが主流のため、今後の政策で追いつくことを模索しているといえます。

小学生からのプログラミング教育を行う意味とは?

イメージ

2020年度から小中高等学校におけるプログラミング教育が必修化されることをご存知の方も多いかと思います。この趣旨としては、プログラミング技術を習得するということよりも、プログラミングを行う上で必要になる論理的思考プロセスの習得が大切と考えられます。
特に「多量の情報を収集・分析できること」、「時間的・空間的制約を超えること」や「双方向性を有すること」といったICT教育特有の習得目的が図られています。

参考:「小学校プログラミング教育の手引」(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1403162.htm

日本のみならず、世界はこれからさらに多様化が進み、一層変化のスピードが早くなると考えられています。そのため、これからの未来を生きる子どもたちに、主体的な学びや深い論理的な思考力の育成を提供する「EdTech」が普及することが見込まれます。

そのサービスジャンルの代表的なものとして、オンライン講義、先生と生徒のコミュニケーションを促進するSNS、学習状況を管理するアプリ、ゲームのように楽しめる要素を取り入れた学習コンテンツなど多種多彩なサービスやアプリが登場してきています。

例えば、子供向けの知育アプリを提供する SmartEducation(http://www.smarteducation.jp/)などが挙げられます。

社会人になっても自分に教育を。「リカレント教育」とは。

スウェーデンの経済学者が提唱し、1970年に経済協力開発機構(OECD)の教育政策会議で公式に取り上げられました。

リカレント教育とは、「すべての人に対する、義務教育または基礎教育終了後の教育に関する総合的戦略であり、その本質的特徴は、個人の生涯にわたって教育を交互に行うというやり方、すなわち他の諸活動(労働・レジャー・隠居生活)とも交互に教育を行うことにある」と定義されています。

イメージ

つまり、個人が社会の急速な変化に対応していくために、生涯を通じての教育が必須であり、労働市場で自らの価値向上を目的に職能教育の需要が増加しています。身近な例で言えば、社会人になってからも大学で学んだり、通信教育や公開講座などに参加するなどで実践されていることが多いと思います。

現在ではEdTechにより、様々な立場や環境にいる社会人の方もインターネットをインフラとした双方向で質の高い教育を受けやすいサービスが増えてきたといます。

例えば、下のようなサービスが代表的なものに挙げられるでしょう。

  • 「JMOOC」

https://www.jmooc.jp/

進化する「EdTech」、これからの学びは「アダプティブラーニング」?

イメージ

「アダプティブラーニング」とは、適応学習と訳され「EdTech」の一つです。
蓄積された多数の学習パターンから生徒一人ひとりに「最適化」された学習コンテンツを選び出し、組合せたりなどすることで、効率的に学習を進めていくことができます。

ビックデータとこれらのデータを解析するAIにより、今後さらに個々人にカスタマイズ性を高めた学習コンテンツを提供する「アダプティブラーニング」サービスが登場することが予想されます。

いかがでしたでしょうか。
これまでの一斉教育で覚えることが学習とされていた時代から一変し、自ら考えて自らの力で解決方法をみつけることが必要な時代になってきました。そのために教育とITサービスとの融合により、さまざまな「EdTech」が登場することが期待されます。

大林新星和不動産では、皆様の様々なライフスタイルに応える物件を取り揃えております。詳しくは下記の「住まいのサイト」をチェックしてみてくださいね。

住まいのサイト

バックナンバー